おはようございます。

寒くなって参りましたが、みなさまお元気でしょうか?

さて、当院では副院長の外来診療につきまして、遠隔診療の導入を準備中です。*日本における遠隔診療については下記の「引用文」をご参照ください。

現時点では、①外来受診を基本として、病状の安定したかたを遠隔診療(保険)の対象とします。まずは、受診をお願いいたします。

(県外のかたについても通院歴があり、病状が安定している方について、相談の上で一部遠隔診療を取り入れる。)

②外来受診をされていないが、まずは相談したい場合や、子育て塾(不登校、行渋り)相談については、基本的に遠隔相談(自費)で対応

患者さまには、スマホやパソコンから診察や相談予約をして頂きまして、場合によってはお薬をお届けするシステムが整うかと思います。

遠隔診療は昨年解禁といわれてはおりますが、診療報酬(72点:1割負担の方で72円)としては非常に厳しい設定であり、導入せずに見送る医師がほとんどであります、おそらく徳島の診療所では導入されていないように思われます。四国でも数少ないと認識しています。

しかしながら、外来診療を基本軸に考えて患者さまのお役にたてるように努力すれば、皆様の体や心の健康に、微力ではありますが貢献できるのではないかと考えて導入にふみきりました。現在、私(副院長)はクリニックの外来診療にかなりの時間をかけていることが多いのですが、遠隔診療では同じような時間はかけられないことが予想されますご了承ください。当面は、あくまでも安定している方を対象にさせて頂きますので治療方針の細やかな相談が必要になると判断した場合は外来受診をすすめさせて頂きます。

今後とも何卒宜しくお願いいたします。

(なお、システム導入は来年2017年1月~2月をめどにしております。)

 

以下「引用文」日経デジタルヘルスより

東京都心で働くビジネスパースンなどを対象に内科診療を行っているお茶の水内科 院長の五十嵐健祐氏は2015年夏のある日、医療関係の知人や法律の専門家と熱のこもった議論を交わしていた。

テーマは、同年8月10日に厚生労働省(厚労省)が各都道府県知事宛てに出した1本の通達である。「臨床医の立場から、この通達をどう解釈したらよいか」─―。議論は長時間、尽きなかった。

■事実上の「解禁」

議論の対象となった通達は、互いに離れた場所にいる医師と患者を情報通信機器でつないで行う診療、いわゆる「遠隔診療」に関するもの。同省が過去の通知で示した遠隔診療の適用範囲を、必要以上に狭く解釈しなくてよいことを強調する内容だった。

これまで遠隔診療は、離島や僻(へき)地の患者を診察する場合など、対面診療が物理的に難しいケースを除いて「原則禁止」と捉える医療従事者が多かった。患者との対面診療を原則とする医師法第20条への抵触などを恐れてきたためだ。

遠隔画像診断のように、医師同士をつなぐ「Doctor to Doctor(DtoD)」の領域では遠隔医療の活用が比較的進んでいるのに対し、「Doctor to Patient(DtoP)」の領域での活用が遅れてきた理由がここにある。

今回の通達では、厚労省が遠隔診療を事実上解禁─―。関係者の多くがそう受け取った(図1)。心電や呼吸状態などを計測できるウエアラブルセンサーを手掛ける米Vital Connectの大川雅之氏(Vice President and General Manager, Japan)は、今回の通達は「遠隔診療に関心を持つ者にとっては大きなインパクトがあった」と話す。

図1 潮目が変わる
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図1 潮目が変わる

社会や医療現場からの要請(ニーズ)、それに応える技術(シーズ)の両面からも、遠隔診療の活用が期待される場面は確実に増えている。変わり始めた遠隔診療の潮目。それを読み解く上で、まずは今回の通達の中身を見ていこう。

厚労省が8月10日に出した通達は、同省が1997年(平成9年)に出し、2003年と2011年にその一部を改正した「平成9年遠隔診療通知」をベースとするものである。

平成9年の通知で厚労省は、遠隔診療に対する「基本的考え方」を示した。診療は医師と患者が「直接対面して行われることが基本であり、遠隔診療はあくまで直接の対面診療を補完するものとして行うべき」というものだ。医師法第20条を踏まえた内容である。

ただし、直接の対面診療と「同等ではないにしてもこれに代替し得る程度の患者の心身の状況に関する有用な情報が得られる場合には、遠隔診療を行うことは直ちに医師法第20条等に抵触するものではない」と注釈をつけた。そしていくつかの「留意事項」を示し、遠隔診療の適用が認められる場面を具体的に挙げた。

例えば、「在宅糖尿病患者」を対象に、「テレビ電話等情報通信機器を通して、血糖値等の観察を行い、糖尿病の療養上必要な継続的助言・指導を行うこと」といった内容である。

この通知を多くの医療従事者は、遠隔診療はあくまでも「原則禁止」であり、厚労省が挙げた事例でのみ例外的に許されると解釈してきた。厚労省の事例をいわば“ホワイトリスト”と見なしてきた。

これに対し今回の通達では、平成9年遠隔診療通知の「基本的考え方」や「留意事項」で挙げた事例を必要以上に狭く解釈しなくても良いことを強調した。明確化したのは次の3点だ(図2)。

図2  事実上の「解禁」
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図2  事実上の「解禁」