新型コロナウイルス後遺症外来について
みなさまこんにちは!
徳島のお盆以降の第7波の影響もあってか、感染後の体調不良(全身倦怠感、めまい、長引く咳、息苦しさ、動悸、不眠、頭痛、記憶力低下、結膜充血、食欲低下、脱毛など)を訴えるかたの受診が増えてまいりました。
生活やお仕事に影響するレベルの症状のあるかたもいらっしゃいますので、やはりただの風邪というわけにはいかないように感じているところです。イギリスでは87%に後遺症出現との報告あり。(厚生労働省感染診療の手引き第4・2版)
当院では、耳鼻科における上咽頭擦過療法(Bスポット療法)や鼻うがいをアドバイスしつつ、漢方や栄養医学などを駆使して、今だ確実な方針がたっていないこの後遺症の患者様としっかり向き合ってできる限りのサポートをしてゆきたいと思います。
一点、有症状者の療養期間が7日間にとの案が出ているところではありますが、おそらくその後すぐに仕事復帰すると体調を崩される方もいらっしゃるかとは思いますので、病の治りぎわは非常に大切であること、無理をしないことを心がけていただけますと幸いです。
無理をしてしばらくしたら急に体調がすぐれないようなかたは要注意です。筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CSF)への移行が心配されますのでご相談くださいませ。
また、予防としてビタミンD、亜鉛、ビタミンC、DHA、EPAなどサプリメントのご用意がありますので気軽にご相談くださいませ。
副院長 東 照代
最終更新日:2022.09.07