新型コロナウイルス感染症後遺症、感染経路など、現在わかっていること
ご訪問ありがとうございます。
新型コロナ後遺症の患者様との継続的な診療が続いている中で、専門的な先生方の知見をお知らせいたします。
後遺症の病態(1~5)と感染経路(4つ)
◇病態
1,免疫調整不全(EBV,HHV-6など潜伏していたウイルスの再活性化を伴う/伴わない免疫調整不全)
2,腸内細菌叢異常(微生物やウイルスに対するSARS-COVID2の持続感染も含む)
3,自己免疫病態の誘発
4,凝固異常・血管内皮異常(微小血管血栓症)
5,神経系シグナル伝達の機能不全(脳幹または/および迷走神経の神経伝達の機能不全)
◇感染経路4つ
脈絡叢・嗅神経・血液脳関門(BBB)・頭蓋骨骨髄
◇コロナの軽度呼吸器症状でも認知機能障害がおこりえる
エオタキシン(ケモカインCCL11)→神経炎症→神経の髄鞘化障害・神経申請の障害
脳の細胞体融合・神経突起融合→脳神経の不可逆的融合→神経細胞のコミュニケーション不全
ゴナドトロピン放出(GnRH)ニューロンの感染・細胞死
◇女性ではテストステロン、男性ではエストラジオールの低下が病態の予測に関係があるとのこと。
専門領域の先生方が研究を引き続き続けておられます。後遺症に悩む方は、まずは無理をしすぎないでお過ごしくださいませ。
必ず、軽快や完治する可能性のある道筋がみつかると信じています!
当院では点滴療法やオメガ3や内服サプリなども併用してサポートしております。また、細胞の状態が安定しているかた、炎症体質になっていないかた、腸内環境がよい状態のかた、いい油を摂取しているかたは、回復しやすいのではないかと臨床家的に愚考しております。
いずれにしても和食を中心とした食事を心がけてくださいますようお願いいたします。
お困りのかたは、お気軽にご相談くださいませ。当院においても、最善を尽くしながらサポートを続けて参ります。
最終更新日:2025.01.23